ボツリヌス治療の法的・社会的な問題・事情を知っていただいたうえで、寺本神経内科を受診される場合には、きちんと担当医から、いままでの治療経過などをきちんと記した紹介状をもらってください。担当医にだまって、こっそりと受診される方がいるのは事実です。自分だけは、事を荒立てたくないから、といった考え方なのでしょうが、どうしても経過中の病状や薬物効果の変遷について担当医に問い合わせたりすることも生じますので、情報不足を回避するためです。
もし担当医が頭痛専門医や頭痛学会員で紹介状を拒否するような場合は重大な問題です。頭痛学会はボツリヌスの臨床試験の門前払い以後、やましいと感じているところから、とにかくボツリヌス関して隠蔽的になっており情報の拡散に警戒しているからです。