コロナ禍、蜜が避けられるボツリヌス治療

現在コロナウィルスが蔓延しています。死亡者は今後増えないと思いますが、感染はまだ続きます。2021年のオリンピックでの外国人の来日による影響についても慎重に考える必要があるでしょう。

平たく言えば、だんだんウィルスはヒトとの『同居』をするようになりますから、徐々に軽快化するはずですが、それ以上に問題なのは、当局の本疾患に対する分類上の問題で、感染が証明されると隔離を余儀なくされることになります。現在、疾患の分類を改定し、対応を緩和する方向で検討されていますが, 野党の反対なども予測され、上記のオ
リピックの開催もあるので、すぐには変更はなさそうです。

特に、各種の感染症患者が多数受診する医療機関への通院は長期的に回避する人が多いと予測されます。

本ホームページで紹介している自費診療でのボツリヌス治療は1回の対応で、以後少なくとも3カ月に受診の必要がありません。受診間隔だけでなく、患者同志の密も避けられます。薬剤が必要でも自費診療なら送付が可能です。

保険診療で2~4週毎の通院をしている方で、若干の余裕のある方には、今回のコロナ禍をきっかけに本ホームページに適合する症状の場合には、考慮してみてください。

この記事を書いた人

寺本 純

1950年生まれ、名古屋大学医学部卒。しびれ、めまい、頭痛など外来の神経疾患を得意とする。著書『臨床頭痛学』(診断と治療社)は国内初の医学専門書で頭痛専門医の必携書となっている。片頭痛、郡発頭痛、肩こりの目立つ緊張型頭痛へのボツリヌス治療を国内最初に実施し、その治療成果を多くの学会、文献で報告している。さらにボツリヌスが末梢神経に作用する点に着目し、肩関節周囲炎や膝関節炎、花粉症にも国内で初めて応用し、優れた成績を医学報告している。現在は名古屋の寺本神経内科でボツリヌス治療を行っている。